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週刊デジタブル17号
これで完璧! フォトショップカメラRAWのポイントと新機能。
週刊デジタブル第17号はフォトショップCamera RAWのワークフローのポイントと新機能について解説します。スマートオブジェクトを用いると、画像を展開したあとでもいつでもCamera RAWに戻ってRAW段階の調整をやり直すことができることが画期的です。 また、「レンズ補正」機能により広角レンズでの撮影時に起こりやすい歪みの補正と周辺光量の自動補正を、実例を用いて紹介しています。レンズ補正では各カメラメーカーや主要レンズメーカーのレンズに関するプロファイルが用意されていてワンクリックで各レンズに最適化された補正が自動的に行われます。これまでPhotoshopで苦労して補正していた作業が、RAWデータの段階で補正することができます。 カメラキャリブレーションは絵作りの色調が変わります。スタンダード・風景用・ポートレート用など自分の好みや作風に適したプリセットを見つけてください。
フォトショップCamera RAWシリーズ
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アドビのPhotoshop Camera RAWの使い方
今週はPhotoshop Camera RAW解説の最終回、Camera RAWワークフローのポイントと新機能についてのお話です
Camera RAWワークフローのポイント (※協力:中山製菓株式会社 )
まずこれまで見てきたような調整が終わったRAW画像を開くとき、この部分に注目です
ワークフローオプションのパレットが開きますが、こちらでAdobe RGBやsRGBのカラーモード、ビット数が選べるようになっています
通常に調整が終了した画像なら8ビットで開き、JPEG保存すればよいのですが、
さらに綿密に調整したい場合は16ビットで開き、Photoshop形式で保存すると良いでしょう
また画像のサイズ調整ですが、こちらにチェックを入れると展開時に縮小拡大が出来ます
特に大きく使用したい場合などはこの段階で拡大しておく方がよいでしょう
後から拡大するより、はるかにきれいな画像が得られます
またこちらのスマートオブジェクトで開けば、画像を展開したあとでもいつでもCamera RAWに戻ってRAW段階の調整をやり直すことが出来ます
従来画像の最終調整やレタッチ工程の前にRAW現像を完了していなければならなかったのですが、これは画期的なことです
まさにPhotoshop Camera RAWならではのワークフローのメリットといえます
今回は基本補正パネルでの調整に終始してしまいましたが、
こちらの「レンズ補正」と「カメラキャリブレーション」についてお話させてください
レンズ補正では各カメラメーカーや主要レンズメーカーのレンズに関するプロファイルが用意されていて、ワンクリックで各レンズに最適化された補正が自動的に行われます
壁や柱の歪みが真っ直ぐになりました
周辺光量もすっきり補正されたのが分かると思います
このように特に広角のレンズでは効果抜群! これまでPhotoshopで苦労して補正していた作業が、RAWデータの段階で補正できるのはうれしい限りです
カメラキャリブレーションについては奥が深いのですが、これによって絵作りの色調が変わります
私は主にデフォルトのAdobe Standradで使用することが多いのですが、風景などではLandscapeを選んだほうが良い場合が多いかもしれません
もちろん人物撮影などでは、Portraitや、少し派手目のACR4.6も試してみましょう
まずはカメラプロファイルの種種の設定を試してから、自分の好みや作風に適したプリセットを見つけてください
駆け足でしたが、初心者の私にもCamera RAWの基本と可能性がよく分かりました
また勉強して続きを聞くのが楽しみですが、とりあえず今回はここまでです
4月からはいよいよ新年度、新しいシリーズが始まります
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週刊DIGITABLE 第18号は4月3日(金)にアップロード予定です
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