短い募集期間にもかかわらず、記念すべき第1 回の勉強会には、噂を聞きつけた?
11 名の精鋭諸氏が集まった。
初級:デジタル十戒
本編の前に、試行された入門コースには13 時30 分の定刻より、6 名が参加。冒頭、主宰の高木氏より本会の主旨説明があり、「定期的な勉強の継続」と「相互研鑽」の意義と重要性が訴えられ、併せてそれらを「情報発信」するDigitable
としての活動方針が確認された。
続いて、参加者の自己紹介の場では、高木ドター(?)がそれぞれの現状のデジタル技術を軽妙なやりとりの中で問診(?)。
Photoshop 初心者の多い参加者には、期せずしてある種の安心感が広まったようだ。
続いて、本題に入り、参加者には「デジタル十戒」なる1枚のプリントが配られ、それらの項目ごとにドクターの解説と参加者のやりとりが続く。
「デジタル十戒」は、高木氏がデジタル写真家としての実践の中での“奥義”
が10 項目にまとめられたもの。専門用語や難解ないいまわしではなく、例えば、“RAW
とJPEG を使い分けろ” …のように日常の撮影や画像処理のポイントが平易ないいまわしでまとめられている。
膨大なマニュアルやチュートリアルで挫折したり、目標を見失うのではなく、…デジタル写真を撮るとは?加工するとは、どういう事か?…
という原点を各自に目覚めさせてくれる内容である。
高木氏の講義は形式にとらわれず、軽妙に脱線しつつ、また本筋に戻っていく。
ホワイトバランスの解説の項では、参加者の一人の女性会員にいきなり会場のD-80
を渡して参加者仲間の肖像を撮らせ、直後ホワイトバランスを設定し直して撮り直させ、参加者に代わる代わる背面の液晶モニタで比較チェックして効果を確認させるという一幕も。現場感覚とテンポを重視するプロならではの解説手法に参加者一同、納得させられるものが多かったようだ。
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